カテドラル→ピカソ美術館→アントニ・タピエス美術館→カサ・ミラ
近くのカフェテリアで朝食を取って出発したこの日は日曜日。土日は閉館時間の早い所があるので要チェックです。
まず閉館時間が13時と早いカテドラルを先に、そして15時閉館のピカソ美術館へという順に行くことにしました。
地下鉄に乗るのも2回目、1ユーロを自動販売機に入れて切符を買うだけなので言葉がわからなくても簡単ですね。
地下鉄内でのちょっとした楽しみは、日本とは違う車内アナウンスです。日本では車掌さんが一人で「次はぁ〜、東京、東京〜」
と言いますが、この地下鉄では男女の掛け合いで「次の駅は?」「リセウよ」という具合のアナウンスが流れるのです。
カテドラルのあるゴシック地区は、狭い路地が入り組んだ古い町並みが続く歴史あるエリアですが、
最近では雑貨屋や海外で修行をした若手がバルを開店するなど、新しいお店も出来ているようです。
カテドラルへはサン・ジャウマ広場に面して建つ自治政府省と市役所を見ながら向かいました。
17世紀に完成されたという自治政府省の建物はあいにく工事中で幕に被われていましたが、それには建物をスケッチした
白い幕が使われていました。そういうところは気が利いていて良いですね。
晴れていれば、カテドラル前の広場で正午から「サルダナ(カタルーニャの民族舞踊)」を踊っている人々の輪が出来るそうです。
今日はあいにくの雨で見ることが出来ず残念でした。カテドラルの中で絵はがきを買うのに迷っていたKさんと母は、
閉館時間を過ぎてレジに並んでいたため、裏口から出てきました・・・。
かなり激しく雨の降る中、向かった人気のピカソ美術館入り口には2,30人の行列が出来ていました。小さな頃から大好きだったピカソの、 念願の美術館に来ることが出来て本当に嬉しかった!並ぶのも何のそのです。外観は美術館ぽくありませんが、 中に入ってみると展示スペースは想像よりもずっと広く、ショップの品揃えも豊富でとても賑やかでした。 閉館まであまり時間がなかったのですが、展示ルームに入るのに人数制限をしていたので、全ての作品を正面から見ることが出来ました。 この美術館へは、いわゆる「ピカソらしい絵画」になる前の作品が多く展示されています。その中でも特に必見の、 ピカソが15,6歳で描いた『初聖体拝受』『科学と慈愛』はこの時日本に貸し出されていて、東京でのピカソ展を見ておいた私は 本当に良かったなと心から思いました。15歳で描いたあの絵の凄さったら!これは見逃せませんぞ。
地下鉄を乗り継いで3号線のパセジ・ダ・グラシア駅まで戻り、「マクドナルドは世界共通なのか?」
と試しに入ってお茶をしてからアントニ・タピエス美術館へ。アントニ・タピエスは現代美術の巨匠で、
作品は見る者を「???」の世界に引き込む不思議な力を持っています。日本でも何度か作品展を行っていますが、
その時には見られなかったかなり大型の作品が展示されています。この美術館の建物の上には針金アートが乗っていて、
まさに現代美術の集う建物です。タピエスファンの旦那は、バックとこんな絵本をお土産に購入しました。ちなみに、
この絵本の言葉はスペイン語ではなく、バルセロナの公用語「カタルーニャ語」です。
カサ・ミラへは、いったんホテルへ戻り、買った荷物などを置いてからまた出かけました。
ホテルの部屋にいたとき、メイドさんが勝手に鍵を開けて入ってきて「何か持って来る物はないか?」とルームサービスの注文を取りに来たのには驚きましたが!
山をテーマにしたとされるこの建物の壁面には直線の部分がほとんどなく、中に入っても空を丸く見ることが出来るなど、ちょっとした異空間感覚です。
エレベーターに乗って最上階まで上がると、ガウディ作品の建築構造模型やビデオが見られる
展示スペースになっていました。階段で屋上に出られるようになっていて、あまり高い建物のないバルセロナの街を望むことが出来ます。
この部分もテーマに相応しく、曲線と不思議な形をした換気塔などが魅力的でした。少し夜景を楽しんでからミュージアムショップに下りて、
お土産を幾つか購入してまたホテルに戻りました。
歩いて2分。本当に、ホテルが近いということは便利ですね。
今までの夕食は、フォーマルな服装を持っていかなかったこともあり、ちゃんとしたレストランでは取らなかったのですか、
この日はお散歩がてら歩いたランブラ・ダ・カタルーニャ通りにあったシーフードレストランに入ってみました。
勿論、カジュアルな格好だったのでちょっとだけ気が引けましたが、ウエイターさんは明るく迎え入れてくれました。
でも入ってからが大変!スペインのレストランでの食事は「プリメロプラト(第一の皿)、セグンドプラト(第二の皿)・・・」
というように前菜やスープをひとつ、メインをひとつ、という注文の仕方が普通なのです。でも大食漢の旦那はそんな頼み方では
全く足りないから6つぐらい注文すると言うし、小食の姉は一皿だけで良いと言うし。おまけにちょっとお上品な
シーフードレストランなのでメインに今ひとつボリュームがないのです。ウエイターさんは私の顔を見て「本当にこれでいいのか?」
と心配顔。それでも、濃い塩味が苦手な姉がガスパチョを残すと「作り替えようか?」ととっても親切。ああ、色々ありがとうございますぅ。
内心、もっとみんなで分けあってガツガツ食べられる所にすれば良かった・・・と。でも、みんなデザートもしっかり頂いてからホテルに戻りました。
部屋に入る前に、バルでコーヒーを飲んで最後の一日の打ち合わせをしてから眠りにつきました。